代表ご挨拶

 協和産業株式会社は、1948(昭和23)年、戦後の大阪において合板の卸売商として創業しました。住宅建材の専門商社として、より良い製品を提供することで快適住環境の実現をサポートし、建築業界の一翼を担ってきたと自負しております。そして令和5年度に、創業から3四半世紀の75年という節目を迎えることができました。お取引先様、並びにステークホルダーの皆様に心から感謝を申し上げます。
 昭和、平成、令和と移りゆく時代の中で、協和産業は成長してまいりました。高度経済成長期には弊社が得意としていた公団住宅用の有孔ボードが広く普及し、大阪本社を中心に関東から九州まで事業拠点を拡大しました。その後、合板や床壁などの内外装建材に加えてキッチン、ユニットバス・トイレなどの住宅設備機器の販売も手掛けるようになり、現在では、培ってきた建材流通のノウハウを活かしてリフォームや新築を請け負う建築管理部門にも事業を拡げています。
 現場へのラストワンマイルが差別化要因となる建築シーンにおいては、物流力は必要不可欠なものです。建材は時代を超えて必要とされ続けるもので、建築現場やお客様のニーズに合わせて柔軟に対応していかなければなりません。環境に優しいなど時流を捉えた製品の提案と共に、建材流通での実績と、お取引先様との強い信頼関係を背景とした「調達力」と「物流力」によって、これからも安定供給を続けていきます。
 販売先様、仕入先様そして協和産業の三者が一体となって、一つの輪を構成しているのが、弊社の社章です。赤い色が表す情熱を持って、日頃から互いに固く結び付いて、円滑な建材物流の実現を目指しています。
 木造建築が改めて注目されている中に於いても、時代のニーズに合う柔軟な発想を持ち、お取引様の期待に応えたい、より良い住まいづくりのお手伝いがしたい。これが創業時から変わらぬ協和産業の思いです。また、お取引様と心と心を通わすコミュニケーションにおいてはアナログであり続けたいと思いますが、業務においてはDXを進め、SDGsやGXにもしっかりと取り組み、建材サプライチェーンの担い手であることを誇りに、存在感のあるプレイヤーを目指してまいります。

TOP